戦国姫物語 城を支えた女たち
1,760円
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【作品情報】
「おなごはいくさの役には立たぬかもしれぬ。
だが、もっと大きな働きで陰の役割を担うこともできるのじゃ」(徳川家康)
関ケ原後、いまだ不穏な動きを見せる奥州。
家康の画策で津軽藩主・信枚に嫁いだ満天姫。
慣れない最果ての地での正室としての暮らし。
前夫である福島家の息子の存在。
襲い来る飢饉。
信枚への想い――
そして大切な人たちの死。
すべては江戸と津軽のために。
これは――女の関ヶ原!
「争うよりも、相手の真心を引き出し、いかようにして味方につけていくか。
そこに思いをいたさねばならぬ。相手ではない。自らの生き方にかかわることじゃ」(満天姫)
波乱に満ちた家康の養女の生涯!
巻末には、直木賞候補でいま大注目の作家・永井紗耶子氏による特別解説を掲載!
【目次】
決意
満天姫入輿
花一輪
女の関ケ原
信枚狙わる
曽野御前投身
狂い咲き
直姫哀れ
確執
飢渇
江戸へ
国替え沙汰止み
子宝の樹
桃花散る
落雷
信枚急逝
直秀の死
冬のねぷた
あとがき
文庫版に寄せて
解説 永井紗耶子(作家)
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