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現代語訳 法華玄義(上)
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現代語訳 法華玄義(上)
げんだいごやく ほっけげんぎ(じょう)

販売価格(税込) 6,600円

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商品コード

215290

著者・編者

菅野 博史

出版社

東洋哲学研究所

ISBN・JANコード

9784885960475

ページ数

624

サイズ

A5判・上製

発売日

2018/11/18

商品の説明

≪東哲叢書≫仏典現代語訳シリーズ創刊!

【目次】
はしがき

『法華経』について[灌頂が]個人的に記録したもの
(『法華玄義』・『法華文句』)の由来【法華私記縁起】

 序王
 私序王

(妙法蓮華経玄義 巻第一上)
 総序
第一部 五重玄義の通解――七項にわたって共通に解釈する
 序
 第一章 五章(名体宗用教)を高く掲げる――七項にわたって共通に解釈する①
  第一節 「名」を解釈する――五重玄義1
  第ニ節 「体」を弁別する――五重玄義2
  第三節 「宗」を明らかにする――五重玄義3
  第四節 「用」を論じる――五重玄義4
  第五節 「教相」を判定する――五重玄義5
 第二章 引用して証拠立てる――七項にわたって共通に解釈する②
 第三章 生起――七項にわたって共通に解釈する③
 第四章 展開と統合――七項にわたって共通に解釈する④
 第五章 問答による考察――七項にわたって共通に解釈する⑤
 第六章 観心を明らかにする――七項にわたって共通に解釈する⑥

(妙法蓮華経玄義 巻第一下)
 第七章 たがいに異なるものの融合――七項にわたって共通に解釈する⑦
  第一節 四悉檀を五重玄義に対応させる
  第ニ節 十項目に分けて四悉檀を解釈する
   第一項 四悉檀の名を解釈する――十項目の1
   第二項 四悉檀の特徴を識別する――十項目の2
   第三項 四悉檀を解釈する――十項目の3
   第四項 四悉檀を四諦に対応させる――十項目の4
   第五項 四悉檀が観と教を生起させる――十項目の5
   第六項 四悉檀は聖人の説法・聖人の沈黙を生起させる――十項目の6
   第七項 四悉檀を得ること用いること、得ないこと用いないことを明らかにする――十項目の7
   第八項 四悉檀の方便と真実を明らかにする――十項目の8
   第九項 すべての法はみな妙である(開権顕実)――十項目の9
   第十項 四悉檀によって『法華経』を解釈する――十項目の10

第二部 五重玄義を個別に解釈する(各論)
 第一章 妙法蓮華経の「名」を解釈する――五重玄義(1)
  第一節 教・行・理によって妙法蓮華経という「名」の共通性・個別性を論じる
  第ニ節 妙法蓮華経の「妙」と「法」の前後を確定する
  第三節 旧来(智顗以前)の解釈を提示して麁・妙を判定する

(妙法蓮華経玄義 巻第二上)
  第四節 妙法蓮華経の「名」を正面から解釈する
   第一項 かいつまんで「妙」の意義をあらわす
   第二項 詳しく「法」と「妙」を説く
    一 「法」を明らかにする
     (一)略して、三種の法妙(衆生法妙・仏法妙・心法妙)を取りあげる
     (二)詳しく「衆生法・仏法・心法」を弁別する
      Ⅰ 衆生法
       ⅰ 法数を列挙する
       ⅱ 法相を理解する
      Ⅱ 仏法
      Ⅲ 心法
    二 「妙」を明らかにする
     (一)「妙」を共通に解釈する
      Ⅰ 相待妙
      Ⅱ 絶待妙
     (二)個別に「妙」を解釈する
      Ⅰ 迹門の十妙
       ⅰ 章を高く掲げる――五段の1
       ⅱ(迹門の)経文を引用して証拠立てる――五段の2
       ⅲ 生成の関係(順序)――五段の3

(妙法蓮華経玄義 巻第二下)
       ⅳ 詳しく解釈する――五段の4
       (1)境妙
         ①諸境を解釈する
         1 十如是の境を明らかにする
         2 十二因縁の境を解釈する
          2・1正面から十二因縁を解釈する
           2・1・1 思議生滅の十二因縁
           2・1・2 思議不生不滅の十二因縁
           2・1・3 不思議生滅の十二因縁
           2・1・4 不思議不生不滅の十二因縁
          2・2 十二因縁の麁妙を判定する
          2・3 開麁顕妙
          2・4 観心
         3 四諦の境を明らかにする
          3・1 四諦を明らかにする
           3・1・1 他の解釈を示す
           3・1・2 四種の四諦
          3・2 四諦の麁妙を判定する
          3・3 開麁顕妙
          3・4 観心 
         4 二諦の境を明らかにする
          4・1 かいつまんで二諦の境のさまざまな意義を述べる
          4・2 正面から二諦を明らかにする
          4・3 二諦の麁妙を判定する
          4・4 開麁顕妙
         5 三諦の境を明らかにする
          5・1 三諦を明らかにする
          5・2 三諦の麁妙を判定する
          5・3 開麁顕妙 
         6 一諦の境を明らかにする
          6・1 別して一諦を明らかにする
          6・2 通じて無諦を明らかにする 

(妙法蓮華経玄義 巻第三上)
         ②諸境の「展開と統合」を論じる
          1 十二因縁と十如是
          2 四種の四諦と十如是・十二因縁
          3 七種の二諦と十如是・十二因縁・四諦
          4 五種の三諦と十如是・十二因縁・四諦・二諦
          5 一実諦と十如是・十二因縁・四諦・二諦・三諦
          6 無諦と十如是・十二因縁・四諦・二諦・三諦・一諦
        
       (2)智妙
         ①総体的に六段によって諸智を論じる
          1 諸智の「数」を明らかにする
          2 諸智の「種類」を明らかにする
          3 諸智の「様相」を弁別する
          4 諸智が境を「照」らすことを明らかにする
          5 諸智の麁妙を「判定」する
          6 諸智の「開麁顕妙」を明らかにする
         ②境に対して智を論じる
          1 五境に対して智を明らかにする
           1・1 四種の十二因縁の境に対して智を明らかにする
           1・2 四種の四諦の境に対して智を明らかにする

(妙法蓮華経玄義 巻第三下)
           1・3 二諦の境に対して智を明らかにする
           1・4 三諦の境に対して智を明らかにする
           1・5 一諦の境に対して智を明らかにする
          2 智が次々と諸経を照らす
        (3)行妙
          ①智に対して数を増やして行を明らかにする
          ②四教に焦点をあわせて数を増やして行を明らかにする
           1 蔵教において数を増やして行を明らかにする
           2 通教において数を増やして行を明らかにする
           3 別教において数を増やして行を明らかにする
           4 円教において数を増やして行を明らかにする
          ③五という数に焦点をあわせて行妙を明らかにする
          1 別教の五行
           1・1 聖行(戒・定・慧)
            1・1・1 戒聖行


(妙法蓮華経玄義 巻第四上)
            1・1・2 定聖行
            1・1・3 慧聖行
           1・2 梵行    
           1・3 天行   
           1・4 嬰児行
           1・5 病行

(妙法蓮華経玄義 巻第四下)
          2 円の五行
        (4)位妙
          ①位妙を明らかにする
          ②諸経の位の権実をあらわす
          ③『法華経』の位をあらわす
          ④『法華経』により詳しく位を明らかにする
          1 小草の位
           1・1 人の位
           1・2 天の位
          2 中草(二乗)の位
           2・1 声聞の位
           2・2 縁覚の位
          3 上草(三蔵教の菩薩)の位
          4 小樹(通教)の位
           4・1 三乗共(通教)の十地の位を明らかにする
           4・2 名別義通について説明する
          5 大樹(別教)の位
           5・1 経論の多様な説を明らかにする
           5・2 三つの経に焦点をあわせて菩薩の位を明らかにする
           5・3 個別的に七位を解釈する

(妙法蓮華経玄義 巻第五上)
          6 最実位(円教の位)
           6・1 名称と意義を選別する
           6・2 位の数を明らかにする
            6・2・1 数を明らかにする
            6・2・2 多くの経を引用して位の数の多さを明らかにする
            6・2・3 問答によって考察する
           6・3 円教の位の煩悩の断・伏を明らかにする
           6・4 他を教化するための功用を明らかにする
           6・5 さまざまな位に通じて麁妙を論じる
           6・6 位の興起を明らかにする
           6・7 位の廃止を明らかにする
           6・8 麁の位を開会して妙の位をあらわす(開麁顕妙)
           6・9 『涅槃経』の五味の比喩を引用する

(妙法蓮華経玄義 巻第五下)
           6・10 妙位の始めと終わりを明らかにする
         (5)三法妙
           ①総じて三軌を明らかにする
           ②四教それぞれの三軌を明らかにする
           ③三法妙(三軌)の麁妙を明らかにする
           ④三法妙(三軌)の絶待妙を明らかにする(開麁顕妙)
           ⑤三法妙(三軌)の始終を明らかにする
           ⑥三軌と他の三法との対応一致の関係を明らかにする(類通三法)
           ⑦四悉檀による問答の考察

――「東哲叢書」の刊行にあたって――