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パックス・アメリカーナ」の終わりの始まりなのか?──。
2016年11月8日、アメリカ大統領選の投開票日、記者は民主党陣営の会場で、
初の女性大統領誕生の報を待っていた。──予想を覆すトランプ氏の当選に、
呆然として帰国してから半年後、なぜ〝まさかの結果〟が起きたのかを探るため、
再び米国取材を敢行。7都市を訪問し、激動するアメリカ社会の現状と、
民意の底流をレポートした。フランシス・フクヤマ博士へのインタビューや、
日米の識者による分析、今後の展望も充実。「聖教新聞」紙上に連載され、
好評を博した特集企画の書籍化。
はじめに 光澤昭義
第1章 トランプ時代のアメリカを歩く
(1)メキシコ国境の壁
(2)混乱を生んだ入国禁止令
(3)ラストベルトの支持者
(4)ホワイトハウスVSメディア
(5)ウォール街で続くラリーの興奮
(6)雇用政策への企業の対応
(7)フランシス・フクヤマ博士に聞く
第2章 アメリカ大統領選挙をめぐって
(1)カーリン・ボウマン アメリカン・エンタープライズ政策研究所上級研究員──2016年の米大統領選挙を前に
(2)特派員リポート「トランプ現象」で接戦を制す
(3)ケント・カルダー ジョンズ・ホプキンス大学ライシャワー東アジア研究所長──アメリカ大統領選挙を分析する①
(4)エイドリエン・ジェイミソン 米スタンフォード大学ワシントン校学長──アメリカ大統領選挙を分析する②
(5)特派員対談 激動の2016年を振り返る
第3章 トランプ時代を読み解く
(1)渡辺 靖 慶應義塾大学SFC教授──トランプ時代のアメリカを読む
(2)会田弘継 青山学院大学教授──トランプ米大統領の就任演説を聞いて
(3)宮城大蔵 上智大学教授──日米関係を展望する
(4)三浦瑠麗 国際政治学者──「トランプ時代の新世界秩序」をめぐって
あとがきにかえて 聖教新聞外信部長・野山智章
解題 慶應義塾大学SFC教授 渡辺 靖
資料 トランプ大統領・略年表