商品の説明
現代の私たちにとって、とくに大切だと思われる二つの理念(理念というのは、価値をともなった概念)をキーワードとして、創価思想のもつ可能性、未来性を考えてみたのが本書です。
創価思想は、大乗仏教の流れのなかで、とりわけ三代にわたる創価学会会長のリードのもとに大きく展開されてきた思想と運動をさすといってよいでしょう。しかしながら、そこに示されている英知とその深さについては、まだ十分に考察され、正当に評価されているとはいえません。いまだ混迷し、ビジョンが見えてこない現代であればこそ、この創価思想の検討、研究がことさら急がれるのです。(「はじめに」より)