世界広布の翼を広げて 教学研鑽のために「開目抄」
713円
『御書発刊65周年記念として発刊された現代語訳シリーズになります』
大白蓮華に連載された池田名誉会長監修『現代語訳 開目抄』(2012年11月号~2013年2月号)のうち、
御書の「開目抄 下」に該当する部分が下巻として、待望の新刊書に。
各段の終わりに語句の注解を付け、読みやすく工夫されている。
また巻末に、解説「開目抄」(背景、構成、題号について)が付き、学習しやすい内容になっている。
【目次】
第27段 法華経の深い恩を明かす(後半)
(御書210ページ1行目~4行目)
宝塔品(ほうとうほん)で弟子へ呼びかけ
第28段 宝塔の出現は本門の前触れ
(御書210ページ5行目~211ページ4行目)
十方の世界の仏たちの来集は本門の前触れ
宝塔品ではじめて「分身」を明かす
第29段 地涌(じゆ)の菩薩の出現
(御書211ページ5行目~212ページ7行目)
地涌の菩薩のすばらしさ
あらゆる衆生の善知識(ぜんちしき)である四菩薩(しぼさつ)
弥勒(みろく)の疑念は師の尊貴を示唆
仏の力のおかげで弥勒が質問する
第30段 略開近顕遠(りゃくかいごんけんのん)を示す
(御書212ページ8行目~213ページ12行目)
略開近顕遠の経文を挙げる
弥勒の疑問
故事を挙げて疑問を例示
弥勒の質問
弥勒の質問は釈尊の生涯で第一の疑い
第31段 広開近顕遠を示す
(御書213ページ13行目~18行目)
あらゆる者が始成正覚(しじょうしょうがく)に執着
始成を打ち破った久遠実成の教え
第32段 久遠実成(くおんじつじょう)の釈尊の三徳を明かす
(御書214ページ1行目~18行目)
爾前経(にぜんきょう)・迹門(しゃくもん)の諸仏は久遠の仏の従者
迹化(しゃっけ)・他方の菩薩は久遠の釈尊の弟子
結縁(けちえん)の衆生から考えて久遠実成(くおんじつじょう)を説明
諸天から考えて久遠実成を明かした意義を示す
諸仏の弟子や太陽・月・星々の神も釈尊の弟子
第33段 本尊への迷いを責め下種の父を明かす
(御書215ページ1行目~216ページ17行目)
父である釈尊を忘れた諸宗の非を示す
諸宗の学者らは「才能ある畜生」
法華経には父としての厳の義(ごんのぎ)がある
法華経にのみ種熟脱(しゅじゅくだつ)の法門
法華経にある成仏の種子とは一念三千
一念三千を盗んだ華厳・真言宗
第34段 菩薩などの守護がないことへの疑いを結論する
(御書216ページ18行目~217ページ9行目)
爾前の無恩、法華の深い恩を重ねて強調
法華経の行者を守護すべき道理を示す
守護がないことから重ねて疑いを提示
第35段 宝塔品の三つの命令を引く
(御書217ページ10行目~218ページ9行目)
経と釈という鏡による基準を示す
第一の命令――滅後弘通(めつごぐつう)を呼び掛けた付嘱有在
第二の命令――多宝・分身の来集は令法久住(りょうぼうくじゅう)のため
第三の命令――滅後の弘通の困難を説く六難九易(ろくなんくい)
第36段 諸経の浅深・勝劣を判定する
(御書218ページ10行目~223ページ4行目)
末法流布のために経文の心を明かす
日本で経文の心を知っている人を示す
釈尊のすべての教えの勝劣を明かす六難九易
法の四依を挙げて仏説を根本とすることを説く
誤った自説に執着する諸宗
「已今当」という判断に迷った諸宗の師
似て非なる経文① 密厳経(みつごんぎょう)
似て非なる経文② 大雲経(だいうんぎょう)
似て非なる経文③ 六波羅蜜経(ろっぱらみつきょう)
似て非なる経文④ 解深密経(げじんみっきょう)
似て非なる経文⑤ 般若経(はんにゃきょう)
似て非なる経文⑥ 大日経(だいにちきょう)
似て非なる経文⑦ 華厳経(けごんきょう)
似て非なる経文⑧ 涅槃経(ねはんぎょう)
文上の優劣にすら迷う諸宗の祖師
第一といっても爾前と法華経には雲泥の差
天台大師を誤って批判した弘法
大聖人お一人が六難九易を身読
第37段 二つの勧告を引き悪人・女性の成仏を判定する
(御書223ページ5行目~14行目)
悪人の成仏を示す提婆達多(だいばだった)の成仏
女性の成仏を示す竜女(りゅうにょ)の成仏
三世にわたる真の孝行を説く法華経
第38段 三類の強敵を示す
(御書223ページ15行目~225ページ7行目)
勧持品(かんじほん)は法華経の行者を映し出す明鏡
三類の強敵を説く勧持品の経文
最も耐え難い僭聖増上慢(せんしょうぞうじょうまん)の迫害
公共の場で法華経の行者を誹謗
涅槃経(ねはんぎょう)に説かれる末世の悪比丘(あくびく)
阿羅漢(あらかん)に似た一闡提(いっせんだい)
外見は善人だが内面は嫉妬する僧
第39段 三類について注釈する
(御書225ページ8行目~226ページ10行目)
三類の強敵(さんるいのごうてき)が出現する時期を明かす
強敵が出現するという言葉にうそはないことを示す
中国の諸思想の言説ですらうそがない例を挙げる
諸菩薩の予言にうそはないという道理を示す
第40段 俗衆増上慢(ぞくしゅぞうじょうまん)・道門増上慢(どうもんぞうじょうまん)を明かす
(御書226ページ11行目~227ページ15行目)
末法の俗衆増上慢の実態を示す
道門増上慢の本質は無信・無智の僧
末法こそ法華一乗の教えに適う機根が出現する時
「悪い時代の僧」とは法然らの念仏者
経典や注釈を引いて誤った考えを明かす
法華経の相待妙にも及ばない爾前の円
第41段 第三の僭聖増上慢を明かす
(御書227ページ16行目~229ページ9行目)
経典・注釈に照らして僭聖増上慢を注釈する
聖一や良観を僭聖増上慢と指摘する
『摩訶止観(まかしかん)』の法門を挙げ禅宗の主張を破る
観心も法門の理解も欠ける禅宗
見破り難い僭聖増上慢(せんしょうぞうじょうまん)の正体
「仏眼(ぶつげん)」のみが見破れる僭聖の正体
第42段 諸宗の非を排除する
(御書229ページ10行目~18行目)
念仏者、禅宗の大うそ
自宗の教えを見失っている天台密教の高僧
世間の流人は世法上の理由による
第43段 日蓮大聖人が法華経の行者であることを顕す
(御書230ページ1行目~7行目)
日蓮大聖人こそ三類の強敵に遭った法華経の行者
仏と魔の存在は表裏一体であることを説く
第44段 法華経の行者が難に遭う理由を明かす
(御書230ページ8行目~231ページ18行目)
謗法(ほうぼう)の者が受ける罰を示す経文
過去の行者、世間の賢人への迫害の例
過去世の謗法がある行者へ迫害した場合
謗法の者が次の生で地獄に生まれる場合
一国謗法で諸天善神(しょてんぜんじん)が去った場合
第45段 法華経の行者としての誓願
(御書232ページ1行目~6行目)
末法のすべての衆生を救おうとの大願
第46段 転重軽受(てんじゅうきょうじゅ)を明かす
(御書232ページ7行目~233ページ5行目)
過去世の行為を明らかにする仏法の鏡
大聖人の身に符合する般泥洹経(はつないおんぎょう)の経文
『摩訶止観』を挙げて正法を守る功徳の力を説明
法華経の行者への迫害が重罪に
謗法を責めることで大難を起こし罪を消す
第47段 求めずとも得られる大利益
(御書233ページ6行目~234ページ11行目)
涅槃経(ねはんぎょう)に説かれる「貧女の譬え(ひんにょのたとえ)」
「貧女の譬え」を御自身と対照
梵天(ぼんてん)に生まれる引業(いんごう)を明かす
法華経の一念三千が解脱に至る因
成仏を目指す信心の根本姿勢を御教示
第48段 時に適った弘教を明かす
(御書234㌻12行目~235ページ13行目)
諸宗への破折(はしゃく)に対する世間の批判を挙げる
仏法の実践に摂受(しょうじゅ)と折伏(しゃくぶく)があることを示す
折伏と摂受の相反する教え
経典・注釈を引いて非難に答える
邪智(じゃち)・謗法(ほうぼう)の国は折伏が第一
末法の時に適った実践は折伏
第49段 折伏を実践する利益
(御書235ページ14行目~236ページ15行目)
時に応じた摂受・折伏の実践に利益
時機を弁えない天台密教を破折
仏法を破壊する者を呵責するのが真の仏弟子
第50段 末法の主師親
(御書236ページ16行目~237ページ12行目)
末法での弘通にこそ令法久住(りょうぼうくじゅう)の真意
詐って親しくするのは仏法の中の敵
日蓮大聖人こそ末法のあらゆる衆生の〝主師親(しゅししん)〟
法華経ゆえの難こそ仏法者の誉れ
不惜身命(ふしゃくしんみょう)の精神を御教示
解説「開目抄」
背 景
構 成
題号について
1,222円
1,019円
1,222円
815円
1,019円