世界広布の翼を広げて 教学研鑽のために「開目抄」
713円
『御書発刊65周年記念として発刊された現代語訳シリーズになります』
大白蓮華(だいびゃくれんげ)に連載された池田名誉会長監修『現代語訳 開目抄』(2012年9月号~11月号)のうち、
御書(ごしょ)の「開目抄(かいもくしょう) 上」に該当する部分が上巻として、待望の新刊書に。
各段の終わりに語句の注解を付け、読みやすく工夫されている。
【目次】
第1段 三徳(さんとく)の標示
(御書186ページ初め)
誰もが尊敬すべき主師親(しゅししん)を示す
第2段 中国思想の三徳
(御書186ページ2行目~187ページ7行目)
古代中国の文化を開いた三皇・五帝
中国思想は「三玄」が代表
真の賢人・聖人ではない中国思想の聖人
中国思想は仏法の入り口
第3段 インド思想の三徳
(御書187ページ8行目~188ページ5行目)
インドの諸思想の教主(きょうしゅ)を挙げる
生命の因果を探究した古代インド思想
三界六道(さんがいろくどう)の生死を超えられない教え
諸思想の教えの究極は仏教への導き入れ
第4段 内外相対(ないげそうたい)(仏教と諸思想の比較)
(御書188ページ6行目~13行目)
教主について、煩悩をすべて克服した釈尊を挙げる
法について、真実の言葉で説いた仏教を挙げる
第5段 権実相対(ごんじつそうたい)(権経と法華経の比較)
(御書188ページ14行目~18行目)
種々の違いを挙げ、法華経が真実の教えであると示す
法華経が真実であるとの釈尊・多宝仏(たほうぶつ)・諸仏の保証
第6段 法華経の文底(もんてい)の真実の教え
(御書189ページ1行目~3行目)
一念三千(いちねんさんぜん)を挙げ文底の真実の教えを示す
第7段 一念三千を説かない諸宗を除く
(御書189ページ4行目~17行目)
十界互具(じっかいごぐ)を知らない五宗
大乗の教義を盗んだ律宗・成実宗
第8段 中国に仏法が伝来
(御書189ページ18行目~190ページ7行目)
法華経第一の教判を立てた天台大師(てんだいだいし)
非を認め天台宗に帰伏した法相宗(ほっそうしゅう)の諸師
一念三千の法門を盗んだ真言宗
華厳経(けごんぎょう)に一念三千が説かれていると強弁
第9段 日本に仏法が伝来
(御書190ページ8行目~17行目)
六宗(ろくしゅう)の邪義を破折(はしゃく)した伝教大師
他宗に侵害された天台宗の末学
第10段 権迹相対(ごんしゃくそうたい)(諸経と法華経迹門の比較)
(御書190ページ18行目~191ページ1行目)
法華経は最も難信難解(なんしんなんげ)の法
第11段 法華経は二乗(にじょう)に成仏の保証
(御書191ページ1行目~9行目)
迹門(しゃくもん)で二乗不作仏(にじょうふさぶつじ)を打ち破る
第12段 諸経典は二乗は不成仏(ふじょうぶつ)と説く
(御書191ページ10行目~193ページ15行目)
華厳経(けごんぎょう)
大集経(だいじっきょう)
父母を救えない不知恩(ふちおん)の者
仏種にならない「二乗の善」
爾前(にぜん)の権経(ごんきょう)で糾弾され続けた二乗
四十年余り、人々の前で非難
第13段 多宝仏(たほうぶつ)・分身の諸仏の保証
(御書193ページ16行目~195ページ6行目)
信じ難い教えに皆が疑問をもつ
〝法華経は真実〟と三種の仏が保証
法華経に劣る大乗諸経の保証
法華経だけに分身の諸仏が集まって来た
第14段 滅後の難信(なんしん)
(御書195ページ7行目~196ページ1行目)
滅後における難信の様子を明かす
権教と実教の峻別を拒む人々
経に説かれる滅後の弘通の困難さ
二乗作仏の難信の結末
第15段 本迹相対(法華経の迹門と本門の比較)
(御書196ページ2行目~197ページ9行目)
法華経本門だけが久遠実成(くおんじつじょう)を説く
法華経の導入部の無量義経(むりょうぎきょう)も始成正覚(しじょうしょうがく)
法華経迹門(しゃくもん)も始成正覚
寿量品で久遠実成(くおんじつじょう)を明かす
第16段 爾前・迹門の二つの欠点
(御書197ページ10行目~198ページ3行目)
行布(ぎょうふ)・始成(しじょう)という二つの欠点
迹門方便品(ほうべんぼん)で一念三千・二乗作仏を説く
迹門の一念三千は根なし草
久遠実成を明かして真の一念三千に
爾前の方便の仏に執着する諸宗の誤り
第17段 法華経本門の難信の様子を示す
(御書198ページ4行目~8行目)
法華経本門における難信の様子
寿量品で三身の無始常住を明かす
第18段 諸宗の誤った見解
(御書198ページ9行目~199ページ9行目)
「三国第一」をうたった法相宗
二乗作仏の法理に敵対した法相宗(ほっそうしゅう)
華厳(けごん)・真言(しんごん)は誤った祖師を尊崇
久遠実成の法理を盗んだ華厳・真言
第19段 滅後(めつご)の難信のまとめ
(御書199ページ10行目~200ページ1行目)
在世の時より強い爾前への執着
末法の辺国における難信の様子
末法の様相を示し難信の様子をまとめる
第20段 末法の法華経の行者の誓願
(御書200ページ2行目~16行目)
末法の辺地の庶民の生まれ
六道流転のいきさつを明かす
三悪道への要因は悪縁・悪知識
慈悲のゆえに忍難弘通を決意
発心・不退の誓願
第21段 法華経の行者であることをあらあら示す
(御書200ページ17行目~202ページ7行目)
立宗以来の大難の様相を示す
「況滅度後(きょうめつどご)」などの経文を身で読む
末法の理不尽な迫害
第22段 経文との符合を明かす
(御書202ページ8行目~203ページ10行目)
大聖人の御境涯を示す「忍難」と「慈悲」
忍難の振る舞いと経文が符合
釈尊の予言を証明した大聖人
法華経の身読に無上の喜び
第23段 疑問を挙げて真の法華経の行者を示す
(御書203ページ11行目~14行目)
〝神々の守護がなぜないのか〟との疑問
第24段 二乗は法華経の深い恩を報ずべき
(御書203ページ15行目~205ページ5行目)
賢人・畜生の報恩の諸例を挙げる
法華経の力で成道した声聞(しょうもん)ら
法華経の行者を知見する五眼(ごげん)の働き
釈尊の大恩に報ずることを誓った言葉
第25段 二乗の守護がないと疑う
(御書205ページ6行目~207ページ9行目)
爾前経では強く叱責された声聞たち
釈尊から糾弾された提婆達多(だいばだった)の例
出家前は高貴富裕だった声聞たち
受難と叱責とにうろたえた二乗
声聞への供養を制止した釈尊
二乗に対する法華経の深い恩を強調
法華経の行者に守護がないことを反問
第26段 菩薩などには爾前経の恩はない
(御書207ページ10行目~208ページ10行目)
爾前経での菩薩への成仏の保証は有名無実
華厳経に即して爾前経には恩がないことを説く
方等・般若の別・円の二教は法慧(ほうえ)ら菩薩の教え
爾前では菩薩の師ではなかった釈尊
第27段 法華経の深い恩を明かす(前半)
(御書208ページ11行目~210ページ3行目)
四十余年の諸経を未顕真実(みけんしんじつ)と打ち破る
略開三顕一(りゃくかいさんけんいち)で一念三千を簡略に説く
皆が求めた「具足の道」とは妙法
一文字一文字に十界互具(じっかいごぐ)の義
九界に等しく「仏知見(ぶっちけん)」が備わる
法華経迹門で理の一念三千を顕す
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