新会員の友のために――創価学会入門
509円
講義にあたって
方便品講義
方便品について
爾時世尊。従三昧。・・・・・・・所不能知。
所以者何。仏曾親近。・・・・・・意趣難解。
舎利弗。吾従成仏已来。・・・・・令離諸著。
所以者何。如来方便。・・・・・・皆已具足。
舎利弗。如来知見。・・・・・・・未曾有法。
舎利弗。如来能。・・・・・・・・仏悉成就。
止舎利弗。不須復説。・・・・・・難解之法。
唯仏与仏。乃能究尽。・・・如是本末究竟等。
寿量品講義
寿量品について
爾の時、仏は諸々の菩薩、・・・・・如来の秘密・神通の力を。
一切世間の天・人、・・・・・無量無辺百千万億那由多劫なり。
譬えば五百千万億那由多阿僧祇の・・・・・無量無辺なり」と。
爾の時、仏は大菩薩衆に・・・・百千万億那由多阿僧祇劫なり。
是自従り来、我は・・・・・・・・・・・衆生を導利す。
諸の善男子よ。是の中間に於いて、・・歓喜の心を発さしめき。
諸の善男子よ。如来は諸の衆生の・・是くの如き説を作すのみ。
諸の善男子よ。如来の演ぶる所の経典は・・皆実にして虚しからず。
所以は何ん、如来は如実に・・・・錯謬有ること無ければなり。
諸の衆生は種種の性、・・・・・未だ曽て暫くも癈せず。
是くの如く我は成仏してより已来、・・・復上の数に倍せり。
然るに今、実の滅度に非ざれども、・恭敬の心を生ずること能わず。
是の故に如来は方便を以て説く。・・皆実にして虚しからず。
譬えば良医の智慧聡達にして、・・・・・・遠く余国に至りぬ。
諸の子は後に於いて、他の毒薬を・・・・更に寿命を賜え』と。
父は、子等の苦悩すること、・・・・・復衆の患い無けん』と。
其の諸の子の中の心を失わざる者は、・・而も美からずと謂えばなり。
父は是の念を作さく、・・・・・・差えじと憂うること勿れ』と。
是の教えを作し已わって、復他国に・・・咸く之に見えしめん。
諸の善男子よ。意に於いて云何。・・・・・偈を説いて言わく、
自我偈の意義
自我得仏来。所経諸劫数。・・・・・爾来無量劫。
為度衆生故。方便現涅槃。・・・・・雖近而不見。
衆見我滅度。広供養舎利。・・・・・倶出霊鷲山。
我時語衆生。常在此不滅。・・・・・乃出為説法。
神通力如是。於阿僧祇劫。・・・・・散仏及大衆。
我浄土不毀。而衆見焼尽。・・・・・不聞三宝名。
諸有修功徳。柔和質直者。・・・・・為説仏難値。
我智力如是。慧光照無量。・・・・・仏語実不虚。
如医善方便。為治狂子故。・・・・・救諸苦患者。
為凡夫顛倒。実在而言滅。・・・・・為説種種法。
毎自作是念。以何令衆生。・・・・・速成就仏身。
引用・参照文献
一、本書は、「法華経方便品・寿量品講義」を収めた『池田大作全集35』を、『新版 法
華経 方便品・自我偈講義」として収録した。
一、御書の引用は、『日蓮大聖人御書全集 新版』(創価学会版)に基づき、ページ数は
(新〇〇㌻)と示した。『日蓮大聖人御書全集』(創価学会版、第二七八刷)のページ
数は(全〇〇㌻)と示した。
一、法華経の経文の表記は「勤行要典」を、書き下し文の表記は『妙法蓮華経並開結』(創
価学会版、第二刷)等を参照した。「通解」「語訳」および「注」は編集部による。
一、法華経の本文を分けて収録しているため、発話部分を示す「」が分断されている箇所もある。
一、「方便品・寿量品」以外の法華経の引用は、『妙法蓮華経並開結』(創価学会版、第二刷)を
(法華経○○㌻)で示した
一、『日寛上人文段集』(聖教新聞社発行)からの引用は、(文段集○○㌻)で示した。
一、『六巻抄』(日寛上人著、聖教新聞社発行)からの引用は、(六巻抄○○㌻)で示した。
一、一切経等の引用は、『大正新脩大蔵経』を(大正〇〇巻○○㌻)で示した。なお、読みやすく
するため、漢文を書き下し文に改め、漢字をひらがなに直したものもある。
一、引用および参照した箇所には、*を付し、巻末に書籍名等を示した。その際、読みにくい
漢字にはふりがなを施し、旧字体を新字体に、歴史的かなづかいを現代かなづかいに改めた
ものもある。
一、肩書、名称、時節等については、掲載時のままにした。
一、編集部による注は、(= )と記した。
――編集部
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