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現代語訳 顕戒論
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現代語訳 顕戒論
げんだいごやく けんかいろん

販売価格(税込) 4,400円

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商品コード

217800

著者・編者

前川 健一

出版社

東洋哲学研究所

ISBN・JANコード

9784885960574

ページ数

392

サイズ

A5判・上製

発売日

2021/03/22

商品の説明

【目次】
はしがき

『顕戒論』巻上

[序]

第1篇 雲を開いて月を顕わす

第2篇 三種類の寺院がある国を明らかにする
  第1章  大日本では初めには大乗(だいじょう)の寺院があったが、後には大小兼行の寺院と
      なったことについて、明確な論拠を示す
  第2章  寺院を建立する場合、その出発点となる誓願(せいがん)に差異があることについて、
      明確な論拠を示す
  第3章  鐘を鳴らすことが無差別[の意]であるというのは、現代に反しているこ
       とについて、明確な論拠を示す
  第4章  修行を始めたばかりの菩薩が小乗(しょうじょう)の寺院に加入しないことについて、明確
      な論拠を示す
  第5章  小乗の律(りつ)の行動規範にしたがう菩薩と、小乗の律の行動規範にしたがわな
      い菩薩[がいること]について、明確な論拠を示す
  第6章  四種類の三昧(さんまい)を実践する寺院について、明確な論拠を示す
  第7章  大乗において禅定(ぜんじょう)を獲得した者について、明確な論拠を示す
  第8章  他者に利益を与えるために小乗の律の行動規範を受け入れることについ
       て、明確な論拠を示す
  第9章  上品殊勝(しゅしょう)[の心を発して戒(かい)を得ること]は大乗の意ではないことについて、
       明確な論拠を示す
  第10章 菩薩は他者に利益を与えるために外面では声聞(しょうもん)のすがたを示すことについ
      て、明確な論拠を示す
  第11章 比叡山(ひえいざん)[の最澄(さいちょう)]は大天(だいてん)と同類ではないことについて、明確な論拠を示す
  第12章 部派が分かれることには、どれが正しいということもなく、どれが間違っ
      ているということもないことについて、明確な論拠を示す
  第13章 釈尊が亡くなった後の部派の分派と[それぞれが小乗の教えを]保持して
      いることについて、明確な論拠を示す

『顕戒論』巻中

第3篇 文殊(もんじゅ)が上座であることを明らかにする

  第14章 小乗の上座について、明確な論拠を示す
  第15章 大乗の上座である像について、明確な論拠を示す
  第16章 大唐において文殊菩薩を上座とする新しい制度について、明確な論拠を示す
  第17章 以前に唐に入った留学僧が[文殊菩薩を]上座[とすること]に関して語
      らなかったことについて、明確な論拠を示す
  第18章 唐の一部を見て全国の上座を知ることについて、明確な論拠を示す

第4篇 大乗の正式の僧侶の戒を明らかにする

  第19章 千の仏の偉大な戒について、明確な論拠を示す
  第20章 仏の戒における別解脱戒(べつげだつかい)について、明確な論拠を示す
  第21章 声聞(しょうもん)の比丘(びく)の他に、独立して大乗の出家の菩薩があることについて、明確
      な論拠を示す
  第22章 『梵網経(ぼんもうきょう)』が小乗を否定していることについて、明確な論拠を示す
  第23章 「正式な僧侶」(大僧)という名称は、大乗・小乗に共通した名称であるこ
      とについて、明確な論拠を示す
  第24章 共通して〔戒を〕受けて、個別に戒を保持することについて、明確な論拠
      を示す
  第25章 菩薩僧が保持する行動規範の戒について、明確な論拠を示す
  第26章 大乗の別解脱戒について、明確な論拠を示す
  第27章 大乗と小乗の二種類の僧侶という名称について、明確な論拠を示す
  第28章 菩薩が、鬚や髪を剃り落として、出家し、修行することについて、明確な
      論拠を示す
  第29章 菩薩僧が袈裟(けさ)を着ることについて、明確な論拠を示す
  第30章 菩薩が三衣(さんね)等を受けることについて、明確な論拠を示す

  第5篇 大乗の戒を授けて正式な僧侶とすることを明らかにする

  第31章 戒を授ける三人の指導的僧侶と七人の証人となる僧侶に関して、大乗と小
      乗が同じではないことについて、明確な論拠を示す
  第32章 大乗に適した素質を持つ凡夫(ぼんぷ)や聖人(しょうにん)は、それぞれの能力にしたがって、千
      の仏の偉大な戒を学習することについて、明確な論拠を示す
  第33章 名ばかりの菩薩であっても、災難を取り除き、国を守護することについて、
      明確な論拠を示す
  第34章 大唐の五臺山の金閣寺など五つの寺院で常に大乗経典を読誦(どくじゅ)していること
      について、明確な論拠を示す
  第35章 大唐において国を守護するために真言をとなえることと、国を守護するた
      めに経典を読誦することについて、明確な論拠を示す
  第36章 出家と在家という二種類の菩薩を列挙する意図について、明確な論拠を示す
  第37章 菩薩戒において、指導的僧侶を招請することや、欠格事項を質問すること
      に関して、小乗と同じではないことについて、明確な論拠を示す
  第38章 「小乗の結果を求める人を指して……」[などという反論]は、全く正しい
      考えではないことについて、明確な論拠を示す
  第39章 「[『法華経(ほけきょう)』は]結局のところ、小乗に適した素質のものに利益を与える」
       [という反論]は誤りであることについて、明確な論拠を示す
  第40章 「その(『法華経』の)安楽行(あんらくぎょう)は、高い段階の修行である」[という反論]は
      誤りであることについて、明確な論拠を示す
  第41章 ただ大乗の心を発するだけでも、阿羅漢(あらかん)に勝っていることについて、明確
      な論拠を示す
  第42章 まだ仏の智慧(ちえ)を得ていないのに他人を評価すれば罪を得ることについて、
      明確な論拠を示す

『顕戒論』巻下

     第43章 瞬間的に覚る者と段階的に覚る者という二種類の菩薩の、方向転向するも
      のとただちに行くものという、それぞれの修行について、明確な論拠を示す
  第44章 山の中にいる大乗の出家者は、国のために常に大乗を説くことについて、
      明確な論拠を示す
  第45章 大唐の五臺山に百人の僧侶たちを配置し、人を出家させ、僧侶を選抜して
      いることについて、明確な論拠を示す
  第46章 山に滞在し修行を行うのは十二年を期限とすることについて、明確な論拠
      を示す
  第47章 時代を知って山に滞在することについて、明確な論拠を示す
  第48章 人里離れた修行場では最高の真理と六波羅蜜(ろくはらみつ)を学ぶことについて、明確な
      論拠を示す
  第49章 六つの虫や九匹の猿は清浄でない出家者のことであるということについ
      て、明確な論拠を示す
  第50章 自分で菩薩と名乗りながら犬のような振る舞いをすることについて、明確
      な論拠を示す
  第51章 大唐の貢名(寺院からの出家者名の自主的申告)の出家者は役人を欺くことが
      ないことについて、明確な論拠を示す
  第52章 天竺では僧籍を作成しないとともに僧統もいないことについて、明確な論
      拠を示す
  第53章 出家し貢名した者が市街に住むのは禁令を犯し清浄(しょうじょう)ではないことについ
      て、明確な論拠を示す
  第54章 音声慧()の法門に入ることについて、明確な論拠を示す
  第55章 まだ音声慧の法門に入っていない場合、必ず妨げとなる罪を犯すことにつ
      いて、明確な論拠を示す
  第56章 一乗の正しい教えには反発が多いことについて、明確な論拠を示す
  第57章 僧尼令(そうにりょう)に違反していないことについて、明確な論拠を示す
  第58章 自他が平等に同じように真理に入ることについて、明確な論拠を示す

解  題
参考文献