商品の説明
本対談は、1998年2月より、雑誌『潮』で連載開始、2000年4月に『健康と人生』として発刊された。
上巻のガンとエイズに続いて、下巻では生老病死を軸に健康そのものを掘り下げ、更に、それを踏まえ“生と死”に関する生命倫理の課題を仏法者と神学者が意見を交換。
「両博士と私の思索の過程が、豊潤な“健康と人生”を開花させ、同時に精神性に輝く“人類文明”への参画者となるための“糧”となれば幸いである」(池田大作 序文)。
幸福な人生の要“健康”への道標となる待望の文庫化。
【目次】
第三章 生命倫理と課題
1.宗教と医療倫理
2.死の定義
3.脳死をめぐって
4.尊厳死と死苦の超克
5.死とどう向きあうか
6.生命の誕生
7.生殖技術と生命
第四章 生命の進化と人類の誕生
1.生命の起源
2.生物進化論をめぐって
3.人類の誕生
4.さまざまな生命観
第五章 生命の世紀の黎明
1.現代物質文明の病態
2.人間教育のあり方
3.大学教育の使命
4.科学技術と倫理・哲学
5.「生命の世紀」に向けて――世界市民の要件
あとがき ギー・ブルジョ
注解