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「人間の条件」の著者と、人類の危機を回避するための実践的な平和対談。
東洋と西洋の“行動する知性”が、「仏法と実践」「人類と平和」「文学と行動」をめぐって語り合う。
アンドレ・マルロー
1901~1976年。フランスの作家。ナチスへのレジスタンスで戦う。作品は、インドシナの密林を舞台とした『王道』、中国革命の動乱から生まれた『征服者』『人間の条件』など。芸術論も多く、東洋の美を深く探究。フランス文化大臣として「ミロのヴィーナス」の日本公開に尽力。名誉会長との2度の語らいは、対談集『人間革命と人間の条件』(聖教ワイド文庫)に結実した。
【目次】
実践者の対話-桑原武夫
1 仏法と実践/“月の仏教”と“太陽の仏教”/宗教と政治の関係について/自由・平等・博愛と日本の伝統文化/人間の尊厳とデモクラシー/日本と中国をどう位置づけるか/核の脅威を絶滅する方法は?/人類の災厄との闘争で生まれるもの/世界食糧・資源銀行の創設を提案/最初の行動者が回答を/教育と人間形成/新しい騎士道を創り出すのはだれか?/生死を本源的に解決する仏法/日本の蘇生へ持続ある運動を
2 人類と平和/ソビエトの印象/平和への決断と行動/日米関係と日本の進路/世界の平和と一国の平和/二十一世紀には精神革命が/科学と宗教の新しい関係/核廃絶と食糧危機の回避
3 文学と行動/文学と“人間”の追究/日本美術の西欧への影響/社会主義国の印象/仏教の西欧への影響/活力のある国、ない国/人間にとって最重要なもの