未来へつなぐ平和のウムイ(思い) 沖縄戦を生き抜いた14人の真実
1,540円
【もくじ】
はじめに
沖縄戦略年表
戦争の真実を伝えるのは難しい あまりにも残酷すぎるから
証言者 糸数 武さん
取材者 西里伊吹さん
今日まで生きてこられた奇跡に感謝
証言者 高安 ハツ子さん
取材者 金城 翔さん/廣瀬 心優さん
どんなことがあっても、戦争だけはやってはいけない
証言者 屋比久 次郎さん
取材者 仲里 昌晴さん/与座 万里花さん
私の見た沖縄戦は「地獄の中の地獄」
証言者 比嘉 宗徳さん
取材者 宮里 徳人さん/安里 杏珠さん/岩﨑 将太さん
報われずに死んだ兄への思い
証言者 仲村 傳さん
取材者 伊敷 裕さん/黒木 裕子さん
戦争が終わっても、苦しみは消えない
証言者 與古田 光順さん
取材者 仲宗根 美幸さん/南風原 宏明さん
大好きだった兄を奪った戦争――忘れることはできない
証言者 宮城 フジ子さん
取材者 舟浮 聖さん/舟浮 恋さん
本当は記憶から消したい、十九歳のあの日々を
証言者 与那嶺 ツルさん
取材者 與那覇 美月さん
むすびにかえて
【編集注】
1.証言者の年齢および取材者の学年は、すべて取材時のものです。取材は、
2019年2月から4月にかけて行われました。
1.「集団自決」という言葉について、「自決」には「国に殉ずる崇高な死」
という意味があり、国が起こした戦争のために強制的に死に追いやられた
一般市民の死にあてはまらないとの観点から、再検討する動きがあります。
そこで、本書では特定の地域共同体や家族などが集団で「死を選択せざる
を得なかった」という意味から、「強制集団死」と表現した個所があります。
ただ、証言では、証言者が使用している言葉を尊重し、そのまま使用しています。