商品の説明
映像作家として、CGによる広島復元事業を行っている著者が、長年秘めていた被爆体験を語る渾身の一書。
被爆者だからこそ語れる広島の悲劇を、幼少期の原爆体験から紡ぎだし、CGによる広島復元事業に至るまでの心の変遷を綴る。
本書はまた、国内だけでなく、海外でも原爆の悲惨さを語り継いでもらうため、日本語だけでなく英文も併記している。
【目次】
1章 広島の終焉
・1945年8月6日
・母と永遠の別れ
・悲劇の閃光
・入市被爆
・この世の地獄
・父は生きていた
・二匹の蛍
・8月15日―父の最期
2章 被爆からいかに生きるか
・占領されたヒロシマ
・戦後「ヒロシマ」の真実
・運命との出会い
・映像ジャーナリストの世界へ
・映像作家への道
3章 運命を生きる―廣島復元事業への決意
・海外の中でしった私の中の「ヒロシマ」
・ピースサインの女子高生
・在りし日の「ふるさと」を探す
・「ヒロシマ」を携え国連本部へ
4章 ヒロシマからのメッセージ~次世代への伝承~
・私の願う「平和」
・語らない被爆者ー「ヒロシマからの伝言」
・エジプトでの訴え
・静かに届ける平和の心
・被爆70年へー新たなる決意
・ヒロシマとフクシマ
・平和を願う世界の人々ー遺言
あとがき
追記