評伝 戸田城聖 下 ―創価教育の源流 第二部―
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【目次】
はじめに
凡例
第1章 志を抱いて
1 二つの故郷――塩屋と厚田――
石川県の塩屋と北前船/厚田村の厳しい自然と生活/厚田尋常高等小学校
/「ナポレオン」と呼ばれた少年
2 少年を育んだ厚田の人々
母によって育まれたもの/自由な気風にあふれた教師たち/郷土の恩を深く感じて
3 札幌における〝奮闘〟の三年間
小六商店で働く/働き学ぶ奮闘の日々/度重なる試練の中で
4 真谷地小学校の青年教師
炭鉱の街の小学校/子どもたちとともに/『囁き』への投稿/支部貞助を夕張へ
〔コラム〕小・中学校への図書贈呈
第2章 働きながら学ぶ
1 大いなる希望
初めての上京/牧口常三郎との出会い/真谷地を後にして
2 東京での日々
「高検」合格を目指して/牧口校長のもとで/大学進学のための三年計画
3 牧口常三郎の眼差し
〝時習学館〟を開設/家族を失った悲しみの中で/キリスト教との訣別
4 すべての子どもを〝優等〟に
入学難と〝試験地獄〟/暁を告げる〝七つの鐘〟/時習学館の子どもたち
〔コラム〕友よ強く雄々しく立てよ
第3章 創価教育学会の創立
1『創価教育学体系』を出版
二人の語らいから生まれた〝創価教育〟/『創価教育学体系』の出版に向けて
/創価教育学原理による『推理式 指導算術』/創価教育学会は牧口と戸田で出発
2 たび重なる苦難を乗り越えて
牧口常三郎の左遷/『創価教育学体系』の続刊
3 教育出版事業に取り組む
推理式参考書を次々と出版/東京府綜合模擬試験/経営者としての試練
4〝教育革命〟と〝宗教革命〟
教育雑誌の編集・発行/日蓮仏法の研鑽/〝宗教革命〟への動き
/〝宗教革命〟を〝教育革命〟の基盤に
5 牧口常三郎の構想
創価教育法の実験証明/会員拡大に尽力する/実業家として起つ
/創価教育学の学校〟の設立へ向けて
〔コラム〕創価三代の縁
第4章 国家権力による弾圧
1 戦時体制下における学習雑誌の刊行
『小学生日本 五年』『小学生日本 六年』/戸田城外のまなざし
/統制下での雑誌発行
2 大衆小説を出版
大道書房/戦時下における出版事業/実業家としても活躍
3 太平洋戦争最中の宗教活動
弟子の道/座談会を活動の基軸に/最後の創価教育学会総会/特高による検挙
4 獄舎の日々
警視庁での取り調べ/東京拘置所での生活/法華経を読み進む日々
/牧口常三郎の獄死
〔コラム〕師の愛に報ゆるの道
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