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日蓮大聖人の仏法による民衆救済をめざして、一人立った第二代会長・戸田城聖。その真実の姿と、発展しつづける創価学会の歴史を描いた大河小説。
小説『人間革命』第2版として、活字が大きく読みやすい聖教ワイド文庫版で発刊。
【概要】
人生の短い残りの時間をいかに生きるか――戸田は大きな転機を感じ始める。そして一切の事業から身を引き、広布の戦いに専念することを決意した。
昭和31年秋、山本伸一を責任者とした“山口闘争”が行われたのが突破口となり、爆発的な弘教の波が全国に広がっていく。
広宣流布とは、権力の魔性との戦いである。翌32年には、夕張の炭労(炭鉱労働組合)が学会との対決を打ち出し、組合所属の学会員を排斥しようとした。さらに“炭労問題”が解決をみた直後の7月3日には、この年の4月に行われた大阪の参院補選を指揮した伸一が、公職選挙法違反容疑で不当逮捕される“大阪事件”が起こる。
創価学会の台頭に恐れを抱いた国家権力の陰険な弾圧であった。
検察の取り調べは過酷を極め、“罪を認めなければ、戸田を逮捕する”など、脅迫にも等しいものであった。伸一は、衰弱した師の体を案じて、一身に罪を被(かぶ)る。すべてを裁判で明らかにしようと決めて。
2週間後に釈放された伸一は、大阪大会で「正義は必ず勝つ!」と師子吼。4年半もの法廷闘争を経て、無罪を勝ち取った。
【目次】
転機/波瀾/夕張/大阪/裁判